あけぼの保育園後編 通信掲載(2017年3月号)

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 先月号では、新しくなったあけぼの保育園の園舎をご紹介しましたが、今回はさらに園庭と、偶然見せていただいた幼児クラスでの誕生会の様子をお伝えします。

子どもたちが遊び始めてからがはじまり

 園庭で大きく変わった点は乳児の専用園庭ができたことです。以前の園舎は乳児保育室が2階にありましたが、1階になり、テラスから乳児園庭へダイレクトへ出られることで、園庭を利用しやすくなりました。また、幼児園庭には、倉庫の隣にトイレも作られ、遊んでいる子が靴のまトイレへ行く事が出来ます。子どもの遊びが中断される事をより少なくしようという配慮が、室内と同様に園庭にもありました。園庭を案内してくださりながら園長先生は、「ここにはあと3、4本は木を植え、ブランコの横には桜の木を植えます。」とおっしゃられていました。園庭もまだまだ進化し続けるあけぼの保育園です。

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園庭全体写真

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玄関から園庭へ続くピロティ: 登園時間が終わると駐車場側は格子のフェンスが閉められ、園庭側のフェンンスが開けられ園庭とつながる遊び場所となる。

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幼児園庭のトンネルのある築山:見学した日にも築山の芝を伸ばす追加の工事をしていた。子どもたちが遊んで駆け下りてくる様子からもう少し芝が必要だということになったそう。

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新しく設置されたガチャポンプ:大型遊具は以前からあったものをまた設置しているものもあるが、このガチャポンプは新しく設置したもの。水を自由に使えると遊びも広がりそう。

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乳児専用の園庭:以前は2 階にあった乳児の保育室を1階にし、乳児園庭をその前に作った。0歳児のハイハイの子が登れる人工芝の築山もある。

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園庭工事も積み木遊びに:園庭の場所に仮園舎があり、引っ越ししてから園庭の工事が始まりました。工事を見ながら、積み木で園庭を作り、完成を楽しみにしていたと担任の先生談。(7月の写真)

子どもの誕生日当日の誕生会

 あけぼの保育園では、誕生会を当日にクラスでお祝いしています。誕生児は一日腕にリボンをつけて過ごし、他のクラスの子どもや職員、保護者からもお祝いの声をかけてもらいます。だから、子どもたちは誕生日を特別な一日として、心待ちにできるのです。見学日にちょうど幼児の1クラスで誕生会がありました。誕生日の子は、歳の数だけのロウソクの火を消し、クラスのみんなにお祝いしてもらいます。担任保育士がこの子に質問をしていました。好きな食べものを聞くと、「ママの作ったクリームシチューです。」という答えで、ちょうど保育参加でお母さんもいらっしゃって、皆が温かい気持ちになりました。この子が自分の言葉で伝えていること、他の子が話を真剣に聞いている姿勢に、「普段から、人前で話す機会をもっているんですか?」と園長先生に聞くと、「特別な事は何もしていません。強いて言うなら、園では読み聞かせを大切にしていることでしょうか。」と。これは普段から落ち着いた環境の中で聞く力が育っていること、さらに、いつも担任保育士に受け止めてもらい、信頼関係ができていることやクラスの友達との関係できていて、自分を表現する自信につながるのではないかとこの誕生会の様子から感じられました。

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