やさい(2014年06月号)

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新年度が始まりましたね。春は新しい事を始めるにもうってつけ。子どもたちの様子が落ち着いてきたら、野菜の栽培をしてみるなんていかがですか。私も、毎年クラスで何かしら育てました。きゅうり、なす、ミニトマト、オクラ、しそなどなど。畑がなくても、プランターでも十分野菜作りは楽しめます。お部屋の側のテラスやお庭に置けば、子どもたちも毎日のように観察します。

今の子どもたちは、お店に並ぶ野菜しか目にする機会がないという子も多くいます。どんな風に育ち、どんな花が咲き、実をつけていくのかを実際に見る、世話をするという経験をさせてあげたいと思い、私の中では必須の活動でした。

そんな野菜作りと合わせて、絵本を読むならまずは、「やさい」(平山和子さく)がおすすめです。畑での姿と、お店に並んだ様子が順番に出てきます。また、「どんどこどん」(和歌山静子 作)はダイナミックな絵と、「つちのなかで どんどこ どんどこ」の繰り返しの言葉がおもしろい。根野菜の土の上と下の様子がわかります。

ラーニングパズル 実りの収穫

野菜に興味を持つようになったら、おもちゃにも野菜がモチーフになっているものを取り入れてみては?パズルでは、「ラーニングパズル 実りの収穫」がおすすめ。小さい子には「ノブ付きパズル 野菜」や「やさいえあわせカード」もあります。

ロッティ・カロッティ

ゲームにも野菜にちなんだものがありますよ。ニンジンとウサギのゲーム「ロッティカロッティ」。ピーマン同様、ニンジン嫌いな子も多いですが、こんなゲームをしながら「うさぎさん、ニンジン好きだよねー。」なんて話をするとちょっとは好きになってくれる!?なんてそんなに甘くないでしょうが...。このゲームはニンジンを回すと、うさぎが穴に落ちちゃうというところがミソ。コマもかわいく、私の大好きなゲームの一つです。

野菜スタンプってやったことありますか?古くなってしまった野菜を切り、断面をスタンプにするアレです。保育園では、よくやります。私も収穫時期を過ぎてしまった野菜で子どもたちと楽しんだことがあります。「やさいのおなか」(きうち かつ さく・え)はまさに野菜スタンプをする前後に子どもと見れば楽しさ倍増。いろんな野菜の断面のシルエットがさまざまな模様になっています。

小さい頃はどうしても、野菜嫌いな子が多く、苦労しますよね。子どもたちは自分で水をあげたり、世話をして育てた野菜にはやはり愛着がわくようで、苦手な物でも食べてみようとします。子どもと一緒に野菜作り、おすすめです。