くるくる・ころころ(2014年11月号)

  • 投稿日:
  • by

「回る」、「落ちる」、「転がる」、この動きが子どもは本当に好きで、重要な遊びの一つなんだなぁと最近思うことが何度かありました。

先日、静岡新聞でこまーむさんのどんぐりころころが紹介されていました。「作者の小松さんが、ダンスをする人形を作ろうと、試作の人形を保育園へ持って行ってみたところ、子どもがその人形をお盆の上で滑らせて遊び出した。それを見て、傾斜を作って動くおもちゃにしようと方針転換した。」という記事を読みました。

NICスロープ

私も日頃から子どもの遊び方を見て、いろんなことを教えられてています。以前からNICスロープで子どもはすごくよく遊ぶけれど、そのおもしろさは何なのだろうと疑問に思っていました。そして、保育士の友人と、「子どもは換気扇や洗濯機など回転する物を見るのが好きだよね。」という話になり、NICスロープは数ある落とすおもちゃの中でも、落とすパーツが回転するところが特徴なんだと気がつきました。また、パーツの大きさや形によって落ちる速度が変わったりする違いを楽しめるのもこのおもちゃの魅力のようです。幼児でも、どれが一番早いか、どうすると2つが同じスピードで下りてくるかなどを実験するかのように何度も繰り返し遊んでいる姿を見て、おもしろいおもちゃには年齢制限はないなぁと思ったのでした。

ビリボ ミニトップ

コプタ通信9月号の新商品案内でご紹介したカラフルギアも回転するオススメおもちゃです。自分でハンドルを回して一つの歯車を回すと全ての歯車が動き出すように組む事が出来ます。歯車の模様も回るといろんな変化が見られてきれいですよ。 また、子どもは自分自身が回る事も好きです。わらべうたにも「ぐるぐるめゃっこ」など回って楽しむものがいくつかあることからも、昔から子どもたちが好んできた遊びだということがわかります。少し前になりますが、'09年百町森保育セミナーで体育遊びの講義と分科会をしていただいた中島澄枝先生のお話しの中でも、子どもの体育遊びで「回転させること」と、「肌と肌を触れ合わせること」の遊びの重要性を話されていました。屋外の遊具にもそういった遊びが出来るものがありますが、室内ならビリボミニトップがあります。中に入って回転したり、ゆらゆらと揺られる感覚を楽しめる室内用遊具です。

時々、「これどうやって遊ぶの?」と聞いてくる子もいますが、子どもの遊びは本来自由です。おもちゃなら好きに触ったり、動かしたりしながら自分が面白いと感じる遊び方を自分で見つけるものです。そんな、柔らかい頭をなくして随分経つ私は、子どもの遊ぶ様子を見て「なるほどー!」と感心している毎日です。